灯りは仄かに差し込む月明かりだけのため昏(くら)い。空気が冷えるほど静かなこの部屋で、小さく溜息が漏れた。一体これで何度目だろうか。キリュウは目を閉じ、軽く眉間を寄せまたも溜息を吐く。
 ここは城内の一室。悪魔がホールを去った後、短剣を持ったまま項垂れどれほどの時間が経ったかは分からない。突如目の前に、黒い鳥のようなモノが現れた。それは不思議なことに「付いて来い」と言葉を発し、キリュウをこの部屋まで連れて来たのだ。
 あの悪魔は、自分たち以外はこの城に誰もいない、と言っていた。ならばあの鳥のようなモノは、悪魔の意思によって動くものなのかもしれない。この部屋に来た時点で姿を消してしまったため、今更考えても無駄なことではあるのだが。
 それからというもの何もせず、床より幾らか高い、褥のようなものが敷かれた物にただ身体を預けていた。
 生贄として城へやって来たのだから、何もすることはないのは当然だ。それに不満を覚えることなどない。だが身体はそうもいかなかった。自然、自分の身体は空腹を訴えてきたのである。
 この部屋に食べ物はない。勿論、キリュウ自身も持ち合わせていない。一体どうするべきだろうか、そう思い巡らせていたのだが一向に答えが出るはずもなく、ただ時間が過ぎていくばかり。
 ふと窓の外に視線を向ければ、もう日は暮れている。ならば、いっそのこと寝てしまえばいい。肉体的にも精神的にも疲労が溜まっていたキリュウは、そう決めた途端に深い眠りについてしまっていた。


 そして目を覚ました時、夜は明けていた。しかしだからといって空腹感が消えることなどなく、寧ろ眠る前に比べ酷くなっている気がする。
 ここでじっとしていても、何も変化はない。自由を奪うことなくこの一室へ導いたのなら、勝手に出ることも咎めないだろうと、まるで自分を納得させるように言い、キリュウはそっと部屋の扉を開けた。
 その先にあるものは、左右に伸びる長い廊下。
 まず昨日悪魔と顔を合わせたホールへ向かおうとしたのだが、正直どちらからこの部屋へやって来たのか覚えていない。自分の意思ではなく、黒い鳥に導かれてここへ来たということに加え、あの時は酷く動揺していたのだ。本当にただ黒い鳥の後に続いて歩いていたとしか言いようがなかった。
 そうなれば、今はどこに繋がるか分からなくとも、ただひたすらに廊下を進むしかない。キリュウはただ直感で右だ、と判断して長い廊下を歩き始める。
 尤も、彼の直感は偶然にも間違ってはいなかったのである。
「そろそろやって来る頃だと思ったよ」
 開(ひら)けた空間へと出る。そこには決して厭みではない笑みを浮かべた悪魔が椅子に座っていた。
 彼に促されやって来た部屋にあったものは、大きなテーブルと何脚かの椅子。そのテーブルの上には幾つか食事が並べられている。つい先程調理されたものなのか温かい香りが鼻を擽り、改めて自分が空腹を訴え部屋から出てきたことを思い出した。
「昨日から何も食べてないだろ? 俺はさっき食べたから、好きな分だけ食べればいい」
 そしてキリュウに疑う隙を与える前に、毒なんか入ってないから、と用意周到に悪魔は言う。そんなもので殺したら、昨日生かした意味などない、と。確かにそれは尤もであるが、だが彼の言うことを全て信じるわけにもいかない。いや、悪魔の言うことなど素直に信じられるはずもない。
 ……だが。それでもこの料理を目にし、耐えることが出来るほどキリュウは強くはなかった。まして育ち盛りの年頃。
 負けは認めたくなかったものの、恐る恐る椅子に座り、同じように料理に手を伸ばし口に含んだ。ゆっくりと咀嚼する。
「……美味しい」
 空腹だった、ということもあるだろう。しかしそれ以上に、出された料理は「美味しい」としか表せられなかった。初めて味わう、食べ物が身体の中に染み込んでいく、という感覚。思わずほぅ…、と溜息を漏らしていた。
 その反応に満足したのか、悪魔は柔らかな笑みを零す。彼の表情を目にしてしまい、思わず赤面してしまったのはキリュウだ。悪魔≠ニは考えられないほど柔らかな笑みは勿論、自分が空腹であると彼に隠し通せなかったことが恥ずかしく思ったのである。
 キリュウは勢い良く頬張りたい気持ちをぐっと抑え、温かな料理を身体に取り入れることに専念しようと自分に言い聞かせた。
 そしてその後。1晩何も口にしていなかったキリュウは、気付けば目の前にある料理をほぼ全て平らげていた。
 幾ら悪魔が好きな分だけ食べればいい、と言ったとはいえ、自分の食欲を抑えることなく食べ続けていたとなると、途端羞恥が込み上げてくる。
「あ…、う……」
 思わず声を漏らしてしまったことでさえ今では恥ずかしいと感じるのに、このうえ、
「……本当にお腹空いてたのか…。全部食べてしまうとは思ってなかったな」
「あッ…、アンタが食べていいって言ったんだろっ!」
 そんなことを言われてしまえば、自分でもあまり認めたくないこの状況を正当化するために、声を張り上げて言い訳がましいことを返さざるを得なかった。
 更にキリュウの目と耳に入ってくるのは、腹を抱えた悪魔の姿と、喉の奥で殺した笑い声。
「〜〜〜!」
 青褪めるならまだしも、悪魔の言動によって身体中がカッと熱くなるなんておかしいし、莫迦げている。
「―――…部屋、戻りま、す…」
 この状態を改善する最も良い方法は、恐らくこの場……悪魔から離れることだろう。そう考えたキリュウは、深呼吸して少し落ち着かせ、彼に対して告げる。
 その言葉をどう捉えたのか、笑うことを止めた悪魔は瞼を閉じ、何か小さく呟いた。
 すると、今までどこにいたのだろう、黒い鳥のようなモノが姿を現した。ホールで項垂れていたキリュウを先刻まで寝ていた部屋に導いてくれた、あの鳥である。
「―――何用で」
「彼を部屋まで連れて行ってくれ」
「御意」
 短く会話が交わされると、鳥はキリュウに付いて来い、と言うように目で促してくる。そろそろと悪魔に視線を向けると、彼は軽く頷いた。
「ゆっくり休むといい。おやすみ」
 よもやそのような言葉をかけられるとは思っておらず、更にまたもや柔らかなその笑みを向けられ、思わず息を呑んでいた。


 鳥に連れられ部屋に戻ったキリュウは、昨晩と同じように褥に身体を預ける。そして、改めて悪魔のことを思い出していた。
 初めて言葉を交わした時に感じた、背筋が凍るような冷たく鋭い眸。あの時はその葡萄(えび)色の眸で射殺されてしまうのかと思うほどだった。
 次いで自分が彼を殺そうとした時の、こちらを見上げてきた眸は、それまでの冷たさとは違う色を見せた。あの閑寂に笑う表情に思わず、彼に向けた短剣を持つ手を止めてしまったほどに。
 そして先程見せた、悪魔とは思えないような柔らかな笑み。しかも腹を抱えて笑うなど、想像もつかなかった。
 確かに外観は全く同じで、つまり同一人物だといえるのだが、その表情があまりに違い過ぎるため、まるで別の悪魔を見ている気がしてくる。特にあの冷えきった眸と、先程の柔らかな笑みや腹を抱えて笑う姿が、どうしても結び付かないのだ。
 しかしそれも、キリュウを油断させようとする行為なのかもしれない。見た目は同じほどの齢だが、中身は思うよりもずっと年かさなのだろう。あの表情の裏でどんな恐ろしいことを考えていることか。
 勿論、食事を用意してくれたことには感謝するが、だからといってそれだけで彼のことを信じるなど無理な話。
 ――…そういえば、恥ずかしさのあまり、食事に対してお礼を言わずにここに戻ってきてしまった。悪魔などに好かれようとは思わないが、あまり良い印象ではないだろう……。そうふと考えていると、
「―――ふ、わ…」
 出てきた欠伸に、誰も見ていないだろうが、何となく大口を開けるのが厭で、掌で口を覆う。
 自然と欠伸が出てきたということは、キリュウの身体は眠りを欲しているということ。ただ、純粋に眠気がやってきたのではなく、どうやら腹が膨れたことによるもののようである。
 悪魔の言動に疑問を抱き、ほんの数時間前までは彼に恐れ怯えていたというのに、このようなことで眠気がやってくるなど、案外自分は図太い神経をしているのかもしれない――。
 そんなことを思いながら、ふわふわとしてきた思考に逆らわずに瞼を下ろした。







 こうして悪魔と生贄が共に過ごすという、不可思議な生活が始まった。
 共に過ごす、という表現は何ら間違ってはいない。それはキリュウに対する扱いが、生贄というよりは客人だったからだ。1日3度の食事も共に取り、束縛することなく過ぎていく日々。
 自分が生贄だと言い、更に殺そうとしたのだから、少なくともどこかへ監禁でもされるのだと、キリュウは思っていた。しかし、その考えは全く以って違っていたのである。
 呆気に取られる反面、どこかで自分の命が存在していることに安心感を覚えていた。それは送り出してくれたルバウトの人たちのことを考えると、あまりに自分勝手な感情だと分かってはいたけれど。
 悪魔の名前はシャルク、という。
 こちらの質問など聞き入れることはないだろうが、2人きりという重い空気を気持ちだけでも緩和するために名前は何かと訊ねたのだ。この空気の中で口を閉ざしたままでは、声の出し方を忘れてしまうのではないかという焦燥から、たとえ無視されようが構わないと、声を微かに震わせて。
 尤も、躊躇う風を見せることなく、
「あぁ、名前をまだ言ってなかったか。俺はシャルク。君は?」
 そう自分の名前を告げただけでなく、彼はキリュウにも名を言うよう促した。互いの名前を知るのは、これから共に生活していく上で必要なものだろう、と。そう言っているように捉えるほど至極自然に訊ねてきたのだ。
 こうなれば張っていた気はするすると解けてゆき、まるで魔法でもかけられたかのように、すんなりと自分の名前を漏らしていた。だがそれは決して不快ではなく、寧ろどこか心地良いと感じている自分がいることを、キリュウは気付いてはいなかったのである。
 そうして生活を共にし始めて数日、本当に彼は悪魔なのだろうかと、ふとキリュウはそんなことを思った。
 確かに彼は、自身のことを悪魔だと肯定した。しかし、ルバウトに伝わる書物に描かれている悪魔とは、あまりに違い過ぎる。
 悪魔というより、もっと…、自分たちに近い属性に感じるのだ。ただ、髪と瞳の色が違うというだけで。一体彼と自分たちとでは、どこに違いがあるのだろうか。
 まだ警戒心は強かったものの、シャルクに対する態度が幾分か和らぎ始めた頃。キリュウは思い切って、彼に訊ねてみた。
 ルバウトに伝わる悪魔は図体が大きく、闇を思わせる漆黒の髪と瞳を持つ。その伝承と彼は大きく違っているのだが、実際の悪魔とはシャルクのような外貌なのか、と。
「……俺は異端児だからな」
「異端児、ですか…?」
 シャルクは、ポツリと呟く。
「突然変異というか。要は外れモンで、典型的な苛められ役だな。俺以外の悪魔は、その伝承とほぼ一致してると思う」
 居場所がなかったから、人間界に下りてきたっていうわけ。
 少し渇いた笑いが漏れる。キリュウは自嘲に近い閑寂な笑みを見ていられなくて、思わず俯いた。
 こんな時、何と声をかければ良いのか分からない。村には自分より幼い子もいるため、その子たちの前では大人ぶることも時にはあったが、それはあくまで外面だけだ。幾ら見栄を張り大人の殻を作っても、中身はまだまだ子供。
 シャルクに何と言えば良いのか何も考え付かないが、このまま俯いているわけにもいかない。分かっているのは自分が訊いたことで、彼に辛い思いをさせてしまったかもしれない、ということだ。
 ならば見栄を張って飾る必要などない。とにかく今は謝ろう、それが今の自分に出来ることなのだから。
「あ、あの……」
 恐る恐る顔を上げ、声をかけようとする。
 ……が。予想に反して、シャルクは笑っていた。それは優しい微笑みではなく、厭みを含んだようなもの。そうまるで、「こんな話を信じるなんて、素直っていうか莫迦正直っていうか……」と言わんばかりの厭らしい笑み。
 ―――騙された…ッ!
 自分の顔が怒りと羞恥で赤くなっていく様を、キリュウは感じ取っていた。シャルクが言ったことの真偽は分からないが、1つ言えることはある。それは、彼はキリュウをからかった、ということである。
 真剣に悩んでいたというのに、そんな様を見てからかうなど性格が悪過ぎる。やっぱり彼奴は悪魔だ…! 
 などと心の中で叫んでいたのだった。
「それにしても、その敬語どうにかならない? 別にタメ口で構わないんだけど」
「貴方は俺たちとは寿命があまりにも違い過ぎるんじゃないですか? 外観は俺とあまり変わらないように思いますけど、遥かに年上でしょう?」
 先程からかったことには詫びる風もなく、性格の悪い悪魔はサッと話を変える。少しくらい躊躇ってもらいたいと思いつつ、それで更に追い込まれそうな気もするため、キリュウも出来るだけ気にかけぬように回答する。
 そういえば年齢は聞いていなかったな、と思う。見た目は自分と変わりないようだが、実際は人間の寿命を遥かに上回っている可能性もある。悪魔の寿命など検討も付かないが、彼が自分より年上であることは確かだろうと、敬語を使っているのだ。
 しかし、時には予想もしない答えが返ってくるものだったりする。
「? ……いや、俺は10代だけど」
「……は?」
「だから10代だって。今16だもの。君も俺と同じくらいなんだろう?」
 開いた口が塞がらないとはこのことだ、と身を持って実感した。まさか見た目通りの年齢だとは、全く考えていなかったのだから。
 シャルクの話では、10代のうちは人間と同じように成長し、20代になるとピタリと止まるらしい。そこからは人間の何分の1かのスピードで成長するため、寿命が遥かに長い、と。
 ただ彼も、キリュウが自分のことをそこまで年上だと思っているとは考えていなかったようで、珍しく呆けていたのであった。人間の基準はよく分からない、とひっそり漏らして。
 からかわれたことに関しては、少しばかり苛立ちや不満が残ったものの、これがきっかけとなりキリュウのシャルクに対する警戒心は加速して薄れていく。彼の言動が意図的であったかどうかは定かではないが、少なくともそれによって距離が縮まっていったのは事実。
 それからというもの、贄としてここへ来てから訊きたかったことを、まるで何か新しいものを吸収しようとするかのようにシャルクに様々な疑問を投げかけた。
 まずキリュウが知りたかったのは、シャルクがルバウトに現れてから約5年間、城で一体何をしていたのか、ということだった。
 悪魔が普段どのように過ごしているかなど、全く予想などつかない。数日一緒に過ごしているものの、食事以外は殆ど独りで部屋に篭っているため、彼の行動を知る機会はなかったのだ。
 そしてその答えは、存外普通≠ネものだった。
「本、読んでた」
 考える間もなく、シャルクは即答する。
「前、言っただろ? 俺は悪魔としては赤ん坊の年齢なんだ。浅い知識を少しでも多く吸収したくて、ひたすら本を読んでた。勿論、今もだけどね」
「ひたすら、ってことは、ずっと?」
 予想外の答えに些か動揺していたのか、我ながら訳の分からないことを訊き返したと、自分の莫迦さ加減を思い知った。勿論これはキリュウ自身自覚しているので、「いや、ひたすらもずっとも意味は同じだと思うけど……」と漏らしたシャルクの声は聞かなかったことにしよう。
「まぁとにかくひたすら読んでた。本は好きだから別に飽きないし。本読む以外やってたことって言ったら、食事、睡眠、……あとは風呂くらい」
 呆気に取られるものの、実際食事以外で目にするシャルクは、主に本を読んでいる姿だった。それが生活の一部だと言っても別段不思議ではない。
 尤も、ただ単に本を読むことは好きなのだろうか、と思った程度だ。まさかそれが彼の生活の殆どを占めているなど思ってもみなかった。
「たぶん、書庫見たらそんな生活も納得するするんじゃない?」
 シャルクはそう言いながら、何故か自らを呆れ嘲るような笑みを浮かべた。


「う、わ……」
 だらしなく口が開いていたが、そんなことまで思考は働かなかった。とにかく嘆息しか出てこないのだ、あまりに現実離れしたその部屋を目にして。
 キリュウの寝室となっている部屋は過ごすには十分過ぎる広さだが、その倍はあるだろうか。そこには大きな棚が空間を支配するように陳列しており、そしてその棚にはもうこれ以上詰め込むことは出来ぬとばかりに様々な本が並べられている。
 とにかく圧倒された。言葉など、出てくるはずもない。
 このような光景を目にするのが始めてということもあっただろうが、何より先程シャルクが言っていた、本中心の生活が納得せざるを得なかったのだ。この膨大な量では、書名を全て把握するだけでも何ヶ月とかかるだろう。確かに5年間、ひたすら本を読んでいてもおかしくはない。
「読みたいなら、好きなの読んでいいよ」
 シャルクの言葉に、まさか顔に出ていたのだろうか、と思わず両手で頬を覆う。
 キリュウも本は嫌いではない。村の人たちが持っている本を、一時手当たり次第読み漁っていた時期があったほどだ。
 読みたい、というよりは一体どのような内容の本があるのか知りたい、という方が合っているかもしれない。
 とにもかくにも、これらの持ち主であろうシャルクから許しが出たので、早速最も近い棚にある薄めの本を手に取ってみた。題名は見たことのない文字だが、どんな内容の本なのだろうか。好奇心による、厭ではない緊張感を持って、ゆっくりと表紙を捲る。
「……………」
 読めなかった。ただひたすらに、記号のようなものが連ねられているだけ。見覚えのない文字、ではないのだ。完全に変な記号にしか見えない。
 何となく厭な予感がする。視線を動かしてみれば、本棚に収納されている他の本の題名も全く読めない。ということは、ここにある本は全てルバウトで使用しているものとは違う言語で書かれているのではないだろうか。
 そしてそれは、シャルクのくっくっく、と声を殺して笑っている姿によって確信へと変わった。
「〜〜〜!」
 つまり、謀られたのだ。シャルクはキリュウではここにある本を読むことは出来ないと分かった上で、彼に読んでも構わないと勧めた。まるで浮かれた気持ちをどん底に突き落とすように。
 そうして再び思うのだ、やっぱりこの性格の悪さは悪魔に違いない、と。

 

 

 

 

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2007.2.20

友人の有り難いアドバイスのもと付け足したのは、
キリュウが用意された食事を平らげたところ〜眠りにつくまで。
ほんの少しだけのつもりが、気付けばシャルクの意外な性格も。
ほのぼの+シリアス 、と書いてますが、
次の4話までほのぼのとした彼らの生活は続きます。
 



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